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引き算のガーデン例 その1
ホルデウム・ユバツム(Hordeum jubatum)
ホルデウム・ユバツムは、去年の秋に1株だけ植えつけました。
春から夏に開花し親株のまわりにも子供の株がたくさん増え、来年はこの周辺はホルデウムの群落ができるでしょう。


親株から5m以上離れた場所にも、雨や風によって種が運ばれ子株が誕生してしまいました。
姫フウロ草やセダム、エリゲロンの株元にも子株ができ、うまく咲かせると絵になるのですがこの植物は年々株が成長して大きくなり、やがて同居している株を飲み込んでしまいます。
更にこの周りに種を落とし、ホルデウムのひとり舞台を演じてしまいますので 『引き算』 をする必要があります
<赤い〇で囲ってあるところが親株です> <下の方に赤い〇で囲ってあるのが子株です>


ホルデウムを抜いた後
ホルデウム・ユバツムは真冬になると地上部は全て枯れて姿が見えなくなり的確な
『引き算』 が出来なくなりますので、ホルデウムの位置などがはっきりと判る今の時期に行います。
小さな株だと簡単に抜き取ることができます。
丁寧に 『引き算』 すると下の画像のようになります。
姫フウロ草


セダム


エリゲロン



親株の周辺
『引き算』後
